腸活の新しい考え方
「ルミナコイド」をわかりやすく解説
「腸活」と聞くと、乳酸菌やビフィズス菌を思い浮かべる方が多いかもしれません。
最近では、食物繊維やオリゴ糖も、腸活に関わる食品成分として広く知られるようになりました。
そんな中、腸活について知るうえで、もうひとつ覚えておきたい言葉があります。
それが、「ルミナコイド(Luminacoid)」です。
まだあまり聞き慣れない言葉ですが、食物繊維だけでは捉えきれない、さまざまな食品成分をまとめて考えるために生まれた概念です。
ルミナコイドとは?
ルミナコイドとは、消化管内で消化・吸収されにくく、消化管を介して健康の維持に役立つ生理作用を発現する食物成分です。
日本食物繊維学会によって提唱された言葉で、食物繊維をはじめ、オリゴ糖やレジスタントスターチなど、さまざまな難消化性の食品成分を含む考え方です。
ポイントは、ルミナコイドが特定のひとつの成分名ではないこと。
「何からできているか」だけではなく、小腸で消化・吸収されにくく、消化管の中で働く食品成分という視点で、幅広い成分を捉えています。
ルミナコイドとして考えられる食品成分のイメージ
食べる
毎日の食事から
食品成分を摂る
→
小腸を通過する
消化・吸収
されにくい
→
消化管で働く
大腸まで届き
腸内細菌などと関わる
※ルミナコイドは、食物繊維だけでなく、オリゴ糖、レジスタントスターチ、難消化性デキストリンなどを含む包括的な概念です。
食物繊維だけではありません
以前は、小腸で消化されにくい食品成分といえば、食物繊維が中心に考えられていました。
しかし研究が進むにつれて、食物繊維という枠だけでは整理しにくい成分も知られるようになってきました。
ルミナコイドには、たとえば次のような食品成分が含まれます。
- 食物繊維
- オリゴ糖
- レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)
- 難消化性デキストリン
- レジスタントプロテイン
これらは性質も由来もそれぞれ異なります。
それでも、小腸で消化・吸収されにくく、消化管を介して働くという共通点があります。
その共通点に注目し、まとめて捉えたものが「ルミナコイド」なのです。
レジスタントスターチも、ルミナコイドのひとつ
近年よく耳にするようになった「レジスタントスターチ」も、ルミナコイドに含まれます。
レジスタントスターチは、日本語では「難消化性でんぷん」と呼ばれます。
一般的なでんぷんは小腸で消化され、ブドウ糖として吸収されますが、レジスタントスターチは消化されにくく、その一部が大腸まで届きます。
同じ「でんぷん」でも、消化されやすさや食品の状態によって違いがある。
こうした視点も、腸活の研究が進む中で知られるようになってきた新しい考え方のひとつです。
「食物繊維を摂る」だけではなく、
さまざまなルミナコイドを、毎日の食事から取り入れる。
これも、これからの腸活を考えるうえで知っておきたい視点です。
腸活は、少しずつアップデートされています
ひと昔前は、「腸活=善玉菌を摂る」というイメージが中心でした。
もちろん、乳酸菌やビフィズス菌は、今も腸活を考えるうえで大切な存在です。
一方で現在は、乳酸菌などの善玉菌そのものだけでなく、腸まで届き腸内の善玉菌が利用する食品成分にも注目が集まっています。
乳酸菌を摂る。
食物繊維を摂る。
オリゴ糖を摂る。
レジスタントスターチを摂る。
これらを別々に考えるのではなく、「ルミナコイド」という大きな枠組みから捉えることで、腸活をより広い視点で考えられるようになります。
腸活は、「善玉菌を摂る」だけではなく、
「腸まで届く食品成分を選ぶ」という時代へ。
ルミナコイドという考え方は、まだ一般にはあまり知られていません。
しかし、毎日の食事に含まれる食品成分を、新しい視点から見直すきっかけになります。
野村乳業では、ルミナコイドに着目した食品として、グラノーラやグラキューブをご用意しています。
まずは毎日の食事から、新しい腸活を始めてみませんか。
朝食から取り入れるなら、マイ・フローラ グラノーラ
マイ・フローラ グラノーラは、スーパー大麦「バーリーマックス」を使用したグラノーラです。
毎日の朝食に取り入れやすく、牛乳やヨーグルトと合わせるだけで手軽に楽しめます。
「ルミナコイド」という新しい腸活の視点を、まずは朝食から試してみませんか。
おやつ感覚で取り入れるなら、マイ・フローラ グラキューブ
マイ・フローラ グラキューブは、スーパー大麦「バーリーマックス」を使用したキューブタイプの腸活おやつです。
袋から取り出してそのまま食べられるので、仕事や家事の合間、小腹が空いたときにも取り入れやすい商品です。
毎日の生活スタイルに合わせて、無理なくルミナコイドを意識してみましょう。
まとめ
ルミナコイドとは、食物繊維だけでなく、オリゴ糖、レジスタントスターチ、難消化性デキストリンなど、さまざまな食品成分が含まれます。
腸活は、乳酸菌を摂ることだけではありません。
腸まで届く食品成分にも目を向け、毎日の食事から取り入れていく。
「ルミナコイド」という言葉は、そんな新しい腸活の考え方を知るきっかけになります。
まずはグラノーラやグラキューブなど、毎日の生活に取り入れやすい食品から始めてみませんか。
参考文献
この記事は、日本食物繊維学会で提唱されている「ルミナコイド」の考え方や、レジスタントスターチに関するレビュー論文を参考に作成しています。
早川享志「健康増進に寄与するルミナコイドとしてのレジスタントスターチの働き」『日本醸造協会誌』第108巻第7号(2013)483–493頁.