便秘改善は何を食べるかが重要
「お通じをよくするためにヨーグルトを食べている」という話をよく聞きます。これは間違いではありません。なぜならヨーグルトに含まれる乳酸菌により、腸内細菌のバランスが整えられ、便秘改善が期待できるからです。
・日本食は腸内環境を整える食事
しかし、無理にヨーグルトを食べる必要はありません。じつは、私たちが普段食べている日本食は、腸内細菌のバランスを整えることができる食事なのです。それは、味噌や漬物などの発酵食品には「植物乳酸菌」という生きて腸まで届く強い乳酸菌が含まれているからです。
さらに、発酵食品に含まれるオリゴ糖・食物繊維は、腸内環境を良好に保ち、スムーズに排便するために欠かせません。一般にオリゴ糖は約10g、食物繊維は24g以上摂取することが望ましいとされています。
食物繊維には水溶性と不溶性のものがあるので、バランスよく摂取するようにしましょう。
・便秘改善には水分摂取が重要
また、便秘を改善するためには、十分な水分摂取が欠かせません。便秘は大腸内で硬くなった便が詰まることで起こります。これは摂取する水分不足が一因です。
1日に必要な水分量は、体重×0.04で算出できます。体重60kgの人であれば、60×0.04=2.4Lとなります。このとき、カフェインの入っているコーヒーや緑茶、アルコールは水分としてカウントしません。
乳酸菌、オリゴ糖・食物繊維、水分の摂取を意識して、便秘を改善させましょう。